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日本保険医学会 会長挨拶

会長就任に当たって

日本保険医学会
会長 西川征洋

先般の第113回日本保険医学会定時総会におきまして、本学会の会長を拝命いたしました日本生命の西川です。会員一人ひとりの声に耳を傾け、本学会のより一層の発展を目指し励んで参る所存ですので、皆様方にはご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

本学会は1901(明治34)年1月29日に設立された日本保険医協会に端を発します。116年という長い歴史を積み重ねてくることができたのは、諸先輩方および会員の皆様の、献身的な努力のおかげでございます。設立翌年の1902(明治35)年には日本保険医協会会報の発行を開始しており、これが現在の機関誌である日本保険医学会誌の前身となりました。また、1918(大正7)年に日本医学会への加入が承認されて以来、本学会は第33分科会として日本の医学および医療の水準向上に寄与して参りました。

本学会の目的は「保険医学に関する研究を行い、その進歩発達を図ること」です。保険医学とは「生命の予後に関する研究を根幹とし、生命保険事業が健全に運営されるために必要な学問分野を統合した応用科学」であり、その使命は「相互扶助の精神という生命保険の理念を全うするため、その根底にある公平性を守る」ことであります。こうした目的を達成するため、本学会では、学術集会の開催、認定医制度の施行、日本保険医学会誌の刊行、生命保険に関わる諸団体との連携など、各種事業活動を行っております。

平成28年度における本学会の会員数は、674名(正会員412名、研究会員82名、賛助会員173名、名誉会員7名)となっております。最近の動向としましては、医師である正会員・研究会員の会員数が減少傾向である一方、医師以外の賛助会員の会員数が増加傾向を辿っています。近年では特に、引受査定部門や支払査定部門に従事しておられる方々が賛助会員の多くを占めるようになりました。生命保険会社は査定部門の方々に対し、より高い業務遂行能力、すなわち、高度な保険医学的知見を要求する傾向が強まってきており、それが昨今の賛助会員の増加に反映されているものと拝察いたします。今後も会員の皆様のご期待に応えられるよう、医師はもちろんのこと、保険医学に関わりのある全ての方々を対象とした学会活動を充実させて参りたいと存じます。

医学・医療の進歩のスピードは増す一方です。このような状況下で生命保険の理念を守り続けるためには、新たな保険医学的知見の蓄積を継続することが重要です。本学会としましては、会員の皆様方の自己研鑽・研究活動を全力でサポートさせて頂く所存ですので、温かい御指導・御支援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

2017年1月24日

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