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日本保険医学会 会長挨拶

会長就任に当たって

日本保険医学会
会長 中道 洋

2018年10月5日の第115回日本保険医学会定時総会におきまして、ご承認をいただき西川前会長の後任として新たに本学会の会長職を拝命致しました第一生命の中道です。歴史と伝統のある本学会の一層の発展を目指し学会運営に真摯に取り組んでいきますので、皆様方のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


本学会はその前身である日本保険医協会が設立された1901年から数え今年で実に118年目を迎えることになりました。ドイツで衛生学を学んだ中浜東一郎を初代会長としてわずか21名でスタートした学会でしたが現在では700名を越す規模になっております。

ダイバーシティーという言葉が示すように、本学会も医師をはじめとして生命保険に携わるアンダーライター、アクチュアリーなど多様なメンバーで構成されております。今年度も会員の皆様の研鑽の場、情報交換の場として総会だけでなく研究講演会や危険選択研究会を引き続き運営していきたいと考えております。

本学会が標榜する保険医学は生命保険事業の公平で健全な運営を目的としており、医学のみではなく法学、社会学などを広く取り入れて研究する応用科学ともいわれています。そのため設立当初から幅広い視点に立った議論が交わされてきたことは学会100年史を辿ることからもわかります。この理念は先人達によって脈々と引き継がれてきた学会の原点といってもよいと思います。

さて生命保険は一般に長期間の保障を提供するための安定性・健全性が重要といわれています。しかし時代のさまざまな変化の影響も受けるということも、保険の実務に携わるわれわれがしばしば経験することです。われわれを取り巻く医学・医療は今大きな変革期を迎えています。画像診断をはじめとするAIの活用や再生医療、そして技術革新が著しいゲノム医療など多くのイノベーションが待ったなしに医療の世界に導入されてきています。

今後医療はより予測的(Predictive)先制的(Preemptive)個別化(Personalized)へ向かうといわれています。診断治療技術の進歩により疾患罹患予測や予防的治療がより身近になる時代を迎え生命保険のあり方あるいは保険医学の関わり方はどうあるべきかこれからの大きなテーマだと考えています。


ここ数年にわたりホームページの更新をはじめとして情報提供のインフラ強化を進めてまいりました。今後も変化にとんだ時代にキャッチアップできる情報発信の場として本学会を会員の皆様とともにつくっていきたいと考えていますのでご指導ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

2018年10月18日

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